この本の対象読者:
自民党の主張する憲法9条改正に危険性もしくは欺瞞を感じている人.
読書感想:
●著者の山尾志桜里と井上達夫教授の対談から、井上達夫教授の発言をチョット引用します.
(P261)・・・日本が保有している現実の戦力と憲法との矛盾.これを放ったらかしにしたままでは、他のどこをどういじっても日本の立憲主義は本物にならない.
憲法を尊重する国民の精神を培うためには、この最大の矛盾を是正してからでなければ、ほかのことをやってもあまり意味がないと私は思っています.
だからまず優先課題として9条がある・・・
●引用を終わります.
いやー、違いますね.
憲法で国民に主権があり、平等と言いながら、君主制であることが最大の矛盾ですよ.それから更に、在日米軍に現実的な主権があるなんて、無茶苦茶でしょ.これらを是正するのが最初に考えることです.
この教授は法哲学を専攻したと云う事ですが、いまいちですね.