茜町春彦パーソナルメディア

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「読書ログ」

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今週のお題「読書の秋」

題名:女系図でみる驚きの日本史
著者:大塚ひかり新潮新書、760円税別)
発行:2017年9月20日
感想:古代・中世・近世の貴族の系図を示して姻戚関係を説明しています.歴史がテーマと云うよりも、少し下世話な話に焦点を当てたエッセイと云う感じです.

家柄とか家格とかのことを改めて考えてみて、身分制度は男系で考えないと維持できないだろうなぁ、女系まで考慮に入れると、あの人と自分は母方の従兄弟だとかハトコだとかになり、立場に違いはない、平等だと云うことになって、身分制度は崩壊するだろうなぁ、と思いました.

家系を守ると云うことは、平等が嫌いと云うことかも知れないなぁ、と思いました.

余談ですけど、本書の中で手塚治虫の漫画「奇子」について言及している個所があるのですが、何十年も前に読んだなぁ、えぇーそんな話だったっけぇ、出だしは下山事件のことだったかなぁ、どうだったかなぁ、と思いました.