この本の対象読者:
子供の教育、学校教育に興味のある人.
読書感想:
何やら怪しい勢力が日本の教育行政を牛耳ろうとしているようです.
目的は何でしょうか・・・歴史を修正したいのかもね・・・
チョット引用します.
(P101)・・・この自民党の家庭教育支援法案に対して、自由法曹団が2017年3月28日付で「家庭教育支援法案の提出に反対する」という批判を公表した.
4つの点からなされた批判を要約しよう.
第1に、家庭教育支援法の背景としての親学.根拠もなく非科学的なものを「伝統的子育て」と呼び、母親である女性に強制して家庭に縛り付ける、戦前の「家庭教育」への根深い回帰志向が存在している.
第2に、戦時家庭教育指導要綱と同様の国による家庭への介入.「家庭教育」という名の下に国が家庭に介入する仕組みをつくる結論ありきであること.国策のために「家庭教育」が利用された過去の過ちを繰り返すことになりかねない.第3に、子供の・・・
引用を終わります.
読んだ本の題名:オカルト化する日本の教育
副題:江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム
著者:原田実(ちくま新書、780円税別)
発行:2018年6月10日第1刷