茜町春彦パーソナルメディア

投稿は不定期です.

「読書ログ」第4回

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白井聡著『国体論(集英社新書)』を少しづつ読み進めながら、感想文を投稿しています.この記事は第4回となります.

 

国体論:2章の1

ちょっと引用します.
(P44)・・・ソヴィエト連邦という日米にとっての共通の敵がある限り、アメリカはアジアにおける最重要の同盟者である日本を庇護する具体的な理由があり、したがって日本が対米従属を国家方針の基本とすることにもそれなりの合理性があった.この構造に守られて、日本は対米従属状態にありながら、経済の面ではアメリカにとって脅威となるまでに強大化した.だが、ソ連を首領とする社会主義圏の崩壊は、事情を一変させた.この変化によって、アメリカが日本を庇護しなければならない動機は、基本的に消滅した・・・要するに、アメリカの対日姿勢の基礎が「庇護」から「収奪」へと転換したということである・・・
引用を終わります.

それにも拘らず、現政権は国民の意志を無視した行動を平気でとります.まったくのアメリカの言い成りです.基地のことでも再稼働のことでも国民のことなど考えていないのでしょう.それでも、かなりの数の国民がそんな政権与党を支持しています.

不思議です.なぜですかねぇ・・・
(次回へ続く)