茜町春彦パーソナルメディア

投稿は不定期です.

「読書ログ」第2回、第3回合併号

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白井聡著『国体論(集英社新書)』を少しづつ読み進めながら、感想文を投稿しています.この記事は第2回、第3回の合併号として投稿します.

 

国体論:1章の2、1章の3

ちょっと引用します.
(P38)・・・おそらくわれわれは、世界史上でも稀な、途轍もなく奇妙な敗戦、すなわち、どのような敗北を喫しているのか敗者自身が自覚できないことによってそこから脱出できなくなるような異常な敗北を経験しているのであり、そのことが表面化してきたのである.このような状況下で、「お言葉」は発せられた.敗戦国で「権威ある傀儡」の地位にとどまらざるを得なかった父(昭和天皇)の代に始まった象徴天皇制を、烈しい祈りによって再賦活した今上天皇は、時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるために何が必要なのかを国民に考えるように呼び掛けた.もしもこれに誰も応えることができないのであれば、天皇制は終わるだろう・・・
引用を終わります.

現政権は、全然応える気がないようです.新元号を発表するぐらいのことでお茶を濁したいのでしょう.

尤も、僕的には、共和制へ早く移行したらいいと思っているんですけどねぇ・・・
(次回へ続く)